相続税は1000万円以下でも10%取られますし、それ以上かつ3000万円以下なら15%も取られてしまいます。一億円以上の相続が発生することも珍しくはないですし、その場合はさらに巨額の税金を支払わなければならなくなります。この相続税を効果的に節税できる方法は、実はいくつかあります。ほとんどすべて生前に手続きをしておかなければならないので注意しましょう。
まず、毎年110万円より少し多めの金額を贈与で渡しておくのがいいでしょう。贈与税の基礎控除額は、110万円です。110万円以内であれば、贈与税はかかりません。つまり、子供に10年間110万円ずつ渡しておくだけで、かなりの相続税の節税になるわけです。
ただ、完全に無税で渡してしまうと、相続税逃れだと判定されてしまうこともあるでしょう。したがって、わざと110万円よりも少しだけ多い金額を贈与するわけです。そうすれば、多少なりとも贈与税が発生します。贈与税をきちんと納めておけば、その部分について税金逃れであるという判定はされなくなります。
非常に安全かつ、安価に子供に財産を残すことができて便利です。ただ、一年で110万円ですから、死亡する直前には使えない手法となります。将来のことを考えて、ある程度前から対策を施しておく必要が出てきます。他にも、土地や建物を購入する方法も使えますし、生命保険も工夫をすることで節税の役に立ちます。
生前にお墓を購入しておくことも有効な対策になる可能性があります。